2024年から新NISA制度が始まります!

・投資の基礎知識

 2023年で現在のNISAは終了し,2024年から新NISA制度が始まります.そこで,新NISAになってどのような点が変更されるのかを書いていきたいと思います.つみたてNISAに関しては現行のものが5年間延長されるのみの変更となります.

 5年間となると200万円の非課税枠ですので非常にありがたいですね.

<現行のNISA>

 新NISAの話をする前にまずは,現行のNISAについておさらいしていきたいと思います.NISAは2014年からスタートした株式における利益に対する非課税制度です.

 通常株式投資では利益に対して日本では20.315%の税金がかかります.しかし,このNISA口座ではこの税金が免除されます.年間に利益が5%あるとすると通常手元に残るのは約4%となり,1%分得をします.

 投資をするうえで複利の効果は絶大であるためこの1%は長期を見据えると大きなものとなります.

現行NISAの概要

出典:金融庁ウェブサイト https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html
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出典:金融庁ウェブサイト https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html

 NISA口座の投資可能期間は2023年まで,非課税期間は最長5年間となっています.最長と書いたのは2021年に買った株式はすべて2025年末に非課税期間が終わるからです.つまり,2021年の年末に購入するとおよそ4年間の非課税期間となります.

 毎年の非課税投資可能額は120万円となっています.投資は余裕資金で行うことが精神衛生上や暴落に対しての許容度が広くなるため,年に120万円以上余裕資金がある方はNISA口座,それ以下の人はつみたてNISA口座を開設すべきだと思います.

<新NISA>

・非課税投資可能額

 1階では20万円,2階では102万円の合計122万円が年間投資可能額となっています.この1階,2階という概念がこの新NISAになって新たに出てきたものです.

 1階と2階では投資可能な商品が異なります.また,通常では2階の非課税枠を利用するには1階での積み立て投資を行う必要があります.(満額行う必要は無し)
※既にNISA口座を開設していた人または投資経験者で2階において上場株式のみに投資する場合は1階の積み立てを免除されます.

1階2階
投資可能商品投資信託(つみたてNISA)と同様の商品上場株式や投資信託,ETFなど(レバレッジの効かせたものは除外)

・投資可能期間

 新NISAでは2024年~2028年までを投資可能期間としています.

・非課税期間

 現行のNISAと同様5年間となっています.しかし,1階部分に関しては5年間経過後はつみたてNISAへの移行が可能となっています.つまり,1階部分の20万円分の非課税枠は25年間運用ができます.

新NISAを開設すべき人は?

  • 年間100万円ほど投資に回すことが出来る人
  • 投資信託だけでなく個別企業にも投資したい人
  • 既に一般NISA口座を運用している人

 新NISA口座は今現在もNISAで運用している人にとっては単に投資可能額が122万円に増え,期間が5年間延長されたものと考えていいでしょう.また,年に投資できる余裕のある金額が50~60万円ほどの方も新NISA口座を用いるのは効率が良くないと考えます.

 これまでの市場を考えると,どうしても5年という期間よりも20年という長期間のほうが利益を得る可能性は高いと考えられます.投資の初心者の方々は2042年までのつみたてNISA口座を行うことをお勧めします.

<まとめ>

新NISAの改定に関して現行のものと比較したまとめを表に書いていきます.

NISA新NISA
投資商品上場株式・公募株式投資信託上場株式・公募株式投資信託
投資可能額120万円1階20万円 2階102万円
非課税期間5年間1階5年間(その後つみたてNISAへ移動可能) 2階5年間
投資可能期間2014年~2023年2024年~2028年

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