米国株【ヘルスケアセクター】ETFと高配当銘柄3選の株価・EPS・配当金推移

・米国株投資

まず,初めに米国株のセクター別ETF(上場投資信託)一覧をご紹介します!

バンガード社,ステート・ストリート社,ブラックロック社の3社のETFティッカーを示しています.


セクター

運用会社別ティッカーシンボル
バンガード ステート・ストリート ブラックロック
一般消費財 VCR XLY IYK
(必需品含む)
公益 VPU XLU IDU
資本財 VIS XLI IYJ
通信 VOX XLC IYZ
素材 VAW XLB IYM
情報技術 VGT XLK IYW
ヘルスケア VHT XLV IYH
生活必需品 VDC XLP なし
不動産 VNQ XLRE IYR
金融 VFH XLF IYF
エネルギー VDE XLE IYE

米国株【ヘルスケアセクター】ETF紹介!

この記事では米国株のヘルスケアセクターについて書かせていただきます.

ヘルスケアセクターは,医薬品などを取り扱う会社が該当します.
コロナウイルスが流行し,ヘルスケアセクターの製薬会社はそれぞれワクチンの作成に取り掛かり,多くの地域に供給した会社は株価が上昇しています!

人口が増加し,平均寿命が延びてきている現代においてヘルスケアは重要なセクターであり,今後も無くなることはないでしょう!

それではヘルスケアセクターの米国株ETFをご紹介します.
ヘルスケアセクターのETFはバンガード社ではVHT,ステート・ストリート社ではXLV,ブラックロック社ではIYHが存在します.

リアルタイムの株価データ



PER

PERとは,株価収益率のことをいい,株価とEPS(一株当たり利益)の比を示します.
このPERを基準に株価が割高か割安かを判断します

セクター別ETFのPERを見るとそのセクターにおける平均的なPERの水準が分かります.
運用会社3社のETFにおける2021年10月時点のPERを示します.

バンガード ステート・ストリート ブラックロック
Ticker VHT XLV IYH
PER 6.01 4.04 4.80

ヘルスケアセクターの連続増配高配当株3社の株価・EPS・配当金推移

ABBV:アッヴィ

アッヴィは新薬の研究や開発,販売を行う会社です.
アッヴィの主力商品はヒュミラというリウマチなどの治療薬で,世界で最も売れている薬と言われています!

連続配当は9年と,配当貴族とは言えませんが,配当性向は50%以下を保っており,EPSも堅調に右肩上がりとなっています.今後も増配を続けてくれることが期待できます!

連続増配年数 9年
年間配当額 5.20[ドル]

2006年以降の株価データとEPS推移

2006年以降の株価データと配当金推移

2006年以降のEPSと配当金推移

PFE:ファイザー

ファイザーはこのコロナ禍で皆さんよく耳にした会社ですよね.ワクチンなどを作る製薬会社です.
世界の医薬品売上高でも2位を誇る企業です.

ファイザーはバイオシミラーと呼ばれるバイオ医薬品と高い類似性を持つ医薬品の開発に取り組んでおり,これにより今まで治療が難しかった糖尿病やがんなどの病気への効果が期待されています.

配当金は11年連続増配中であり,配当性向にも余裕を感じます.

しかし,一つ見逃してはいけないのが,リーマンショック時の減配です.今後いつリーマンショックに匹敵する市場全体の落ち込みがあるかは分かりませんが,その時にはまた減配する可能性があることを念頭に置いておきましょう.

連続増配年数 11年
年間配当額 1.56[ドル]

2006年以降の株価データとEPS推移

2006年以降の株価データと配当金推移

2006年以降のEPSと配当金推移

JNJ:ジョンソン&ジョンソン

ジョンソン&ジョンソンは世界60ヵ国に企業を有するグローバル企業であり,消費者向けの製品や医薬品を販売しています.
誰の目にも文句なく世界最大級のヘルスケア企業でしょう!

誰もが一度はジョンソン&ジョンソンのバンドエイドにお世話になったのではないでしょうか?
キズパワーパッドを初めて貼った時には本当にこれがバンドエイドかと思ったものです.

さて,それでは配当実績を見ていきましょう・
連続増配年数は59年と配当王たちの中でも上位の年数を誇っています.安心して長期保有できますね!

株価は右肩上がり,EPSも上昇傾向,リーマンショック時においても増配

先ほどまでの2社と比べても圧倒的な安定感があります!(配当利回りは少し低いですが)

連続増配年数 59年
年間配当額 4.24[ドル]

2006年以降の株価データとEPS推移

2006年以降の株価データと配当金推移

2006年以降のEPSと配当金推移

まとめ

米国株のヘルスケアセクターについて書かせていただきました.

ヘルスケアセクターで紹介させていただいた3社はどこも株価は右肩上がりで,増配を行っているため,キャピタルゲインインカムゲインの双方が見込めます!

含み益の状態を保てるのであれば,焦らずこつこつ積み立てていくのも手ですね!

常に最強のセクターは存在しないので,一つに絞らずアンテナを張っていきましょう!

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