米国株【エネルギーセクター】ETFと高配当銘柄3選の株価・EPS・配当金推移

・米国株投資

まず,初めに米国株のセクター別ETF(上場投資信託)一覧をご紹介します!

バンガード社,ステート・ストリート社,ブラックロック社の3社のETFティッカーを示しています.


セクター

運用会社別ティッカーシンボル
バンガード ステート・ストリート ブラックロック
一般消費財 VCR XLY IYK
(必需品含む)
公益 VPU XLU IDU
資本財 VIS XLI IYJ
通信 VOX XLC IYZ
素材 VAW XLB IYM
情報技術 VGT XLK IYW
ヘルスケア VHT XLV IYH
生活必需品 VDC XLP なし
不動産 VNQ XLRE IYR
金融 VFH XLF IYF
エネルギー VDE XLE IYE

米国株【エネルギーセクター】ETF紹介!

この記事では米国株のエネルギーセクターについて書かせていただきます.

エネルギーセクターはその名の通り石油や天然ガスなどのエネルギーを事業としています!エネルギーセクターの特徴を挙げさせていただきます!

金利上昇時や景気が弱い時期にハイテク株とは打って変わって株価が上昇する.
脱炭素社会という逆風が吹いている.
再生可能エネルギーへの転換が見どころ.
原油価格によって大きく株価が変動する.

それではエネルギーセクターの米国株ETFをご紹介します.
エネルギーセクターのETFはバンガード社ではVDE,ステート・ストリート社ではXLEブラックロック社ではIYEが存在します.

リアルタイムの株価データ



PER

PERとは,株価収益率のことをいい,株価とEPS(一株当たり利益)の比を示します.
このPERを基準に株価が割高か割安かを判断します

セクター別ETFのPERを見るとそのセクターにおける平均的なPERの水準が分かります.
運用会社3社のETFにおける2021年10月時点のPERを示します.

バンガード ステート・ストリート ブラックロック
Ticker VDE XLE IYE
PER 3.59 11.99 6.74

エネルギーセクターの連続増配高配当株3社の株価・EPS・配当金推移

XOM:エクソンモービル

まず1社目はエクソンモービルです.いわずと知れた石油メジャーの最大手ですね.石油やガスの探鉱・生産や発電事業や潤滑油や化学品の製造と販売も行っています.世界各地で事業を展開している超グローバル企業です.

石油需要の伸びは今後減少すると考えられているため,これからも増配・増益とは厳しいように感じます.ただし,エネルギー需要が存在する限り石油の需要がなくなることはないでしょう.

株価やEPSに関しては伸びが見られず,今後も連続増配が続くかと言われれば難しく感じます.しかし,エクソンモービルは財務健全性が高く,簡単に崩れる会社ではないことは確かです.

連続増配年数 38年
年間配当額 3.48[ドル]

2006年以降の株価データとEPS推移

2006年以降の株価データと配当金推移

2006年以降のEPSと配当金推移

CVX:シェブロン

シェブロンは先ほどのエクソンモービル同様石油メジャーの一社です.化学薬品の製造販売や発電事業も行っており,事業は多角的に展開しています.

再生エネルギーへの転換に対しても燃料電池太陽光発電バイオ燃料水素燃料地熱発電などへの投資を行っています.

2020年10月にはエクソンモービルの時価総額を抜き米国最大の石油会社になりました.再生エネルギーへの転換のように時代の流れに乗った方が今後も王座に座るものと考えられます.

そんなシェブロンですが,連続増配年数は34年配当利回りはおよそ5%ほどの配当王です.株価に関してはエクソンモービルよりも右肩上がりの兆しがあります!

近年の配当性向は非常に高くなっているため注意は必要です!

 

連続増配年数 34年
年間配当額 5.36[ドル]

 

2006年以降の株価データとEPS推移

2006年以降の株価データと配当金推移

2006年以降のEPSと配当金推移

EPD:エンタープライズ・プロダクト・パートナーズ

エンタープライズ・プロダクト・パートナーズはエネルギー業界の中で川中事業となる精製や備蓄,輸送などのサービスを提供しています.

元々天然液化ガスの卸売業者として創業しており,現在では炭素回収や水素燃料,再生可能燃料の事業へ参入することも検討しています.

そんなエンタープライズ・プロダクト・パートナーズですが,連続増配年数は24年であり配当利回りも現時点で約7%と非常に高いです.コロナショック時に購入していれば配当利回りは驚異の約12%です!

連続増配年数 24年
年間配当額 1.80[ドル]

 

2006年以降の株価データとEPS推移

2006年以降の株価データと配当金推移

2006年以降のEPSと配当金推移

まとめ

米国株のエネルギーセクターについて書かせていただきました.

エネルギーセクターで紹介させていただいた3社のここ10年間の株価の伸びは他のセクターの会社と比べたら低く感じます.その分他のセクターよりも配当利回りは高いことがありますが,今後の再生エネルギー事業への転換が見どころになると思います!

セクターローテーションを考えると金利が高く景気が弱い時期にハイテク株などとは対照的に株価の上昇が見込めます!そのような時に売却することを考慮するならばキャピタルゲインインカムゲインの双方が見込めます!

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